甘味の香り、パワーの香り。
ここメキシコでは、祖先のモカヤ族が神々に敬意を表して「カカワ」を飲んでいました。カカワは世界初のカカオベースの飲み物です。このチョコレートは独特の火山性土壌の良さが豊富で正に神の贈り物です。
カカオの木はこの地域に2000年間先住した民族のトーテムツリーである樹齢100 年の偉大な「セイバ」の木陰で育ちます。セイバの樹木は枝が空で捉えた星と月のエネルギーを大地に伝える役割を担い、カカオの木を守っています。
タパチュラの火山性土壌は、逆説的に甘いチョコレート、深いカカオを提供します。
チアパスの中心地にあるチョコレートのゆりかご
このユニークな土地では、細心の注意を払いつつも野生が混じった各植物が自然に育ち、時に意図的に植え、農園の生態系は自給自足そのものである。ここで育つカカオは、エキゾチックなフルーツの香りに満ちた自然の賜物です。
鞘から手作業で根気強く取り出したカカオポッドは2段階の工程で発酵します。
太陽の下に置かれた木樽の中で・・・
豆は毎日、4分の1又は1/2回転させます。こうすることで、豆は酸化されずに醸造され、圧倒的な力強さの発酵アロマノートがすでに形成されていきます。その後、巨大な木製箱に入れられ、繊細でフルーティーなニュアンスを最終的に纏います。
豆に適した焙煎により、この火山性チョコレートの独特の味わいが見事に表現されます。
最初に焙煎したカカオの香りが表れます...
それは遍在し続け、他のいくつかの香りが次々と続く魅力を備えています。すぐにエキゾチックなフルーティーな香りに包まれます。
ミドルノートでは、ローストしたアーモンドとヘーゼルナッツ、バニラ、焙煎したカカオの香りが余韻たっぷりに広がり、最後に僅かにペッパーのような印象が口蓋に残ります。。